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アムトラック・アセラでボストン・ワシントン・ニューヨーク3都市間移動

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アムトラック・アセラの路線図)

はじめに(鉄道移動を選んだ理由)

ボストンからワシントンD.C.ワシントンD.C.からニューヨークまではアメリカ版新幹線、アムトラック(JRみたいなもの)のアセラ(「のぞみ」とか「はやて」みたいなもの)を利用しました。

飛行機で移動しても良い距離ではあります。(ボストンーワシントンD.C.650kmあまり、ワシントンD.C.ーニューヨーク400kmあまり)

しかし、どこも空港は町中から遠く、タクシーなり地下鉄で時間を取られ、荷物を預けてセキュリティチェックを浴び、乗る前も降りたあとも待ち時間が長い。ならば自分の荷物は手元に置ける。駅の改札では切符見せるだけだし、町中から町中まで座って車窓の景色を見ていればよい電車の旅の方がよっぽど手間と時間の節約になるというもの。

白状すると、海外で、一人で、外国で公共交通機関使って都市間移動するの初めてでした。しかし、時間がきたら列車に乗り、時間になったら降りるだけではないか。と自分で自分を奮い立たせ、

 

アムトラックNortheast Corridor(北東線)。始発ボストン終着ワシントンD.C.間は6時間47分。ワシントンD.C.とニューヨーク間は3時間25分。差し引けばボストンとニューヨーク間は3時間22分。ガイドさんに取ってもらったチケットをきつく握りしめ、ボストン南駅(Boston South Station )へと。

 

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アムトラックと日本の新幹線との違い

駅のホームでの待ちなし

新幹線は駅に入り、ホームを確かめ、何号車に乗るのか確認して並ぶ。しかしアムトラックは違う。何番ホームに列車が止まるのか。乗客に知らされるのは直前。(20~30分前)。乗客は駅構内で待つのです。

ボストン南駅の入場口(あえて改札口とは言わない)前には巨大な電光掲示板時刻表があり、到着ホームが発表!?点灯!?されると、乗客はおもむろにホーム番号のついた入口に向かうのです。

英語にははなはだ自信がなく、不安でしたが、アムトラック・アセラは自動車大国アメリカが誇る大動脈鉄道で、ドル箱路線。おまけにボストンは基幹駅。Train番号と出発時刻で見当をつけた自分が乗るアセラ号の表示を穴があくほど見つめ続け、出発ホームが表示されたとたん!人が流れ出した。人波に入れば、迷ったり間違った場所に並ぶ心配は、ほぼない。

改札口がない。そして全席自由席。

では切符はどこで使うのか。

まず入場口を通り、ホームで、アセラ号に乗り込む時に、駅員さんにチケットを見せると、「あなたはビジネスクラスです。」と教えてくださる。(ちなみに座席は「ファーストクラス」と「ビジネスクラス」の二種類。列車に「first」「business」に書いてあるのと、乗り込む乗客の階層!?、身なり、乗り込む人数でアタリをつける。

(もっともワシントンD.C.のユニオン駅ではホーム入口に駅員さんがいてチケットを見せてホームに入った)

次が車内改札。自由席なので、好きな席に座れます。スーツケース置き場ももちろんありました。下手すれば一生一度のアムトラック、絶対窓側、なんて顔色変えてるのはジャパニーズの私くらいのもの。皆さま乗り慣れている様子です。出発後ほどなく車掌さんがやってくる。チケットのQRコードをピピッと読み込み、頭部座席のてっぺんに確認済みの紙片をはさみこみ、完了。

車内の写真。

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マジックテープのところに検札済みの紙片をはさみます。ボストンから乗る人は大多数がニューヨーク下車。なのでニューヨークが近づくと車掌さんは紙片を回収。ニューヨークで乗り込んだお客さん相手にもう一度一から検札。間の駅から乗車するお客さんにはその都度検札。

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ボストンーワシントンD.C.間 乗車の車内。

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 ワシントンD.C.ーニューヨーク間 乗車の車内。

列車のスピードは新幹線ほどではない

ボストンーワシントンD.C.間は大雑把に650㎞あまり。新幹線なら東京ー大阪間も600㎞台。「のぞみ」なら2時間台ですが、アセラ号は7時間近くかかる。新幹線は専用線路だけど、アムトラックは在来線も走る。通過する駅も「混むのは朝夕だけではないのか」的なうらさびしいトコもあったし…。JRの新幹線以外の特急列車をイメージした方がいいのかも。

車内の設備

  • 座席は写真のとおり。クッション柔らかく座り心地よし。
  • ワゴンで巡回の車内販売なし。ボストンーワシントンD.C.間はボストン発11時台の列車だったので、みなさん駅で買ったのであろうお昼ごはん・紙トレーのせを手に乗り込んできた。食堂車があることを確認し、行ってみるとカフェ式。コーヒーとビーガン(殺生した動物性のものを食べない菜食主義の一つ)バーガーを頼んだのですが、併せて10ドルちょい。高い。しかしこのビーガンバーガー、美味しかった!トマトソースにコクがあり、菜食主義のゴハンはボソボソしておいしくない。の常識を覆すアメリカ旅行中1・2を争うファストフードでした。
  • 電源完全装備。Wi-Fi装備。隣の席はニューヨークまで、ワシントンD.C.まで、ニューヨークまで、すべて女性でしたが皆「電源いいですか?」と笑顔で声をかけてくださり、私は窓際にある電源にプラグを差し込み、再び笑顔で「Thank you!」とお礼の言葉など頂戴し、全員バックからポータブルPCを取り出しお勉強なり情報収集やらに余念がない。(乗り慣れているのでしょう)
  • トイレは、室内や便器等、アルミの銀色が目につく。流すと青い水が出てくる。循環式ってやつですね。なんか昭和の香り~、をアメリカで感じてしまった。

ワシントンD.C.のホームは旧式

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このどこまでもアメリカ首都の駅とは思えない駅のホーム。まさかここじゃないだろう。しかし乗客みな下車しているし…。と半信半疑で降りたら正真正銘、ワシントンD.C。

古いからダメとは申しません。しかし。ホームと列車の段差がハンパじゃない!ワシントンD.C.ーニューヨーク間のアムトラックに乗り込む時、特大のスーツケースを持ち上げるのは無理だった。(倒して下から押しあげて列車に乗せた)

 

アムトラックからの車窓の景色 

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この日は曇りだったこともあり、空も海もどんより。

ももちろんあるのですが、ボストンーニューヨーク間は原則田舎を走るのです。延々と続く原野とか入江とか、アメリカの人が暮らすのどかな場所を垣間見ると思えば良し、見どころ特になしと見ることもできる。

ニューヨークーワシントンD.C.間は、フィラデルフィアデトロイトと大都市を通過するし、都会度は高いのですが、前にも書いたとおり、在来線の路線を通るし、ごみが不法投棄されていたり、橋の橋脚に落書きがしてあったり、ボロボロの家や工場の立ち並ぶ街並みがそのままだったり、の区間もあり、少なくても乗客に見られたくないものは見せないでおこう、との気配は感じられない。

それでも、ニューヨークの。フィラデルフィアの。きらめく摩天楼には感動しました~。10,000㎞旅して、地球の裏側に着き、ついにこの目で見たニューヨークの摩天楼!

 

ワシントンD.C.ユニオン駅

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到着したのは日曜日の18時ごろ。明るい。9月のアメリカ東部は、19時半過ぎないと夜のとばりはおりない。広大すぎるファザードが解放感たっぷり。

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ショッピングコート。

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アムトラック45年の歩み」駅のコンコースのディスプレイです。

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ユニオン駅の時刻表掲示板。Gate/Trackに表示が出たら、すかさずGo!

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入口前の待合スペース。

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ニューヨーク ペン駅

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ボストン、ワシントンとも、のどかで良い所だった。ビッグアップルの地に生まれて初めて足を踏みいれた途端、大都市の喧騒に気おされ、100年の夢からさめた気分。ガイドさんの「(東海岸の旅行中)ここだけ人が多いです!くれぐれも(スリ等)注意してください!」のお言葉を思い出し。気を取り直し。あわてて必死でタクシーを拾い、ホテルに向かいました。

 

まとめ(予約方法、料金など)

予約

私はガイドさんに取っていただきましたが。もちろん、駅の窓口で買える。ただし乗りたい列車が満席の場合は別の列車にしなければなりません。

ネット購入が無難でしょう。

www.amtrak.com

QRコードの入ったe-チケットを日本で出力しておけば、駅で乗車券に変える必要はありません。そのまま使える。駅で座って待って、ホームが決まったら行って乗ればよいのです。(私は自信がなかったので窓口に行って、交換はいらないと言われた←情弱)

料金

SAVER、VALUE、FLEXIBLE、PREMIUMの4種類。SAVERはキャンセル不可(ただし設定のない列車もある)、VALUEは制約付きでキャンセル・返金可。FLEXIBLEはキャンセルフリー。PREMIUMはファーストクラス料金。

 

アムトラックのチケット予約画面でためしに検索をかけると、先の日付と明日出発の列車では値段も違えば選べる座席も違う。

ボストンーワシントンD.C.間はVALUEだと170~270ドル台(早朝便とか先割だと料金が安かったりする)FLEXIBLEはほぼ308ドル均一。PREMIUMだと270~440ドル台。各駅停車なら時間はかかるけど、100~200ドル台。