ボストンから少し離れた町の文豪のお墓とか独立戦争の必見スポットとか。

アメリカマサチューセッツ州ボストンの町中から車で1時間たらず。コンコードとレシシントンに連れてっていただきました。このあたりはボストンのベッドタウンであり(鉄道も通っています)人々とともにある自然がたおやかにもまぶしく美しく輝く場所。さらにアメリカ独立戦争の史跡やアメリカ文学の巨匠ゆかりの地でもあります。楽しかった!

 

 

コンコード

ヘンリー・デイヴィッド・ソローの家

 

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ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817-1862)とは?

アメリカ文学の古典、「ウォールデン 森の生活」を書いた作家。

コンコードに生まれ、コンコードに葬られたマサチューセッツが産んだ大作家。

湖のほとりに自分で小屋を建て、自給自足の生活を送り、自然とともに生きるライフスタイルと思索はのちのちの環境を重んじる考え方のもととなり、納税を拒否して投獄されたこともあり、これまた後世の人権運動にも影響を与えたと言われています。私もそこそこ田舎に住んでいるのですが、頭の良い人は日々の暮らしの中から偉大な思想を作り伝えるのです。左側の自分の手を見ているのがソローの銅像。

 

 

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小屋(レプリカ)の中は

 

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ソローの極限までにシンプルなライフスタイルをしのばせる部屋の様子が再現されています。

 

そしてソローがそぞろ歩いた

 

ウォールデン池(ウォールデン湖とも)

 

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シンプル~。もちろん初秋の山の空気は澄んでおいしいし、すがすがしさはこのうえないものの、…日本なら「ソロー記念館」が巨大駐車場とともに湖畔に立ち、お土産物屋さんあたりが並んでいるところですよ…。湖畔にはいこいを求める人々がちらほら。混みすぎていないのが、いいですね~。

 

秋の紅葉は

 

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 こんなかんじに色づくのだそうです。キレイ~。湖面も鏡のごとし。

 

  

スリーピーホロウ墓地

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アメリカ大陸を踏んだのも初めてならアメリカの墓地に来るのも初めてです。日本だと墓地はお寺管理が普通。「アメリカは教会がお墓を管理するんですか?」と聞いてみると、「町営みたいですよ」とのお答え。

 

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墓地のあちこちには、お花がない代わりに、アメリカ国旗が立っています。戦争(独立戦争、南北戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦)で亡くなった人のお墓には、アメリカ国旗を掲揚するのだとか。

 

墓石は、いったいに日本よりは質素。薄い石板1枚くらいのものもあるし、地面にプレート状に埋め込んだだけ。のお墓もあります。もっともこの墓地は19世紀半ばに作られており墓石も古いものが圧倒的に多い。

 

そしてこの墓地にはアメリカを代表する著名人が数多く眠っています。

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「若草物語」の作者ルイザ・メイ・オルコットのお墓。ルイザをしのび、文章上達を願い、訪れる人はペンを供えるのです。

 

手前が「緋文字」のナサニエル・ホーソーンのお墓。ほかに思想家のラルフ・ワルド・エマーソン、

 

そして先ほど見学してきた

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ヘンリー・デイヴィッド・ソローのお墓など。

 

ここも人影はほとんどなく、オルコットの墓の前で出くわしたご夫婦+1人のご一行は「メイン州から来たのよ…」と話しかけてくださいました。

 

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ルイザは南北戦争の時、従軍看護師として北軍に参加し、そこで腸チフスにかかり、飲んだ薬で体調を崩し、後遺症で58才の若さで亡くなったのです。なので、墓前にはアメリカ国旗。

 

ソローは44才で亡くなっています。昔の人は、短命だ…。

 

オールドノース橋

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レキシントン・コンコードの戦いの跡。古戦場。この橋を境にしてイギリス軍とアメリカ独立兵がにらみ合い、戦火の火ぶたが切って落とされた、アメリカ史を語るには絶対欠かせないスポット。

…にしては。のどかすぎる。さわやかすぎる。

ハイキングやカヌー、野外学習に来たとおぼしき人ばかり…。それもかなりまばら…。

 

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古き日々に思いをはせるにはもってこいですよね。

イギリス軍服着てる人はいた。ぽつんとお一人で…。

 

 

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歴史に名を残す場所でのカヌーだなんて、なんて贅沢な…。

 

橋を渡りきると

独立兵、ミニットマンの銅像があります。

すわ戦争、となれば寸暇を惜しんで駆けつける。

 

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前から見る姿は戦士だけど

 

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後ろから銅像を仰げば、農具が。

 


※アメリカ建国の英雄ポール・リビアについて

ポール・リビアはアメリカ独立戦争の英雄。アメリカ人なら誰でも知ってる国民的詩人、ロングフェローの詩、「真夜中の疾走Midnight Ride」にうたわれたもともとはボストンの銀細工職人。

1775年、イギリスとアメリカの関係は悪化し、一触即発…。植民地軍がコンコードにひそかに武器を蓄えていたことを嗅ぎ付けたボストン郊外のイギリス軍。陸から攻めてくるならランタン1つ。チャールズ川を渡ってくるならランタン2つ。戦い前夜、イギリス軍は船を集結させる。ランタン2つを目に刻み付け、リビアはボストンから馬を飛ばしたのです。このとき、41才。以上、ガイドさんが橋を案内してくださりながら、聞かせてくださったお話。

リビアはボストンーフィラデルフィア間(距離400km以上;;)を伝令として走りまくり、遠くイギリスまでその名をとどろかせた熱血派、肉体派。アメリカ独立後も順調に事業を拡大し、ボストンでその生涯を閉じました。存命中はその存在はさほどではなかった。しかし「真夜中の疾走」により、死後にアメリカ建国の英雄として名声は一挙に不動のものに。

 

 

ちょっと休憩 コンコードのインテリアショップ 

 地元の人のためのインテリアショップに立ち寄ります。

 

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アメリカの普通のお宅はこんなインテリアなのかな…。ほっとなごむ、柔らかなカントリー調です。そして、お宅もきっと、大きいのでしょう。車窓から見たどのお宅も、庭は広いし芝生のお手入れ行き届き、家そのものも大きいし。地下室あるのが普通なんだとか。

 

コンコード コロニアル イン

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「コロニアル」とは「植民地」のこと。

看板通り、1716年創業の

 

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歴史的なホテルなのです。(京都の「俵屋」みたいなものでしょうか)

 

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古い建物なので天井は低く、室内暗め。そして造りが重厚で風格たっぷり。テラスでお食事もできるのですね。今も現役のホテルで、部屋数56。ホテル内レストランのチキンポットパイ(シチューとかクラムチャウダーみたいなホワイトクリームベースのスープを盛り、パイ生地をかぶせ焼き上げる)が名物。時間がかかり、お値段高めとのことで今回は頼めませんでしたが…。

 

コンコードの目抜き通り(コンコードダウンタウン)

コンコードの目抜き通りは、街並み景観保存地区!?と見ました。

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お店は普通にレストランだったりブティックだったり本屋さんだったり靴屋さんだったりキッチン用品のお店だったりギャラリーだったり。(キッチン用品のお店を表から覗き込んだらフライパンが鈴なりに天井からぶら下がっていた…)観光客も地元の人も普通に入ってお買い物できる。西部劇とかで古いアメリカの街並みはたまさか見かけますが、実物のコンコードの目抜き通りはカラフルでかわいらしく、見ていて楽しい。コンコードのお店って、みんなこんなかんじなんですか?スーパーマーケットとか、ホームセンターみたいなトコ、ないんですか?と聞くと、もちろんその手の場所は他にあるのだとか。ノスタルジック~。人影は程よくまばら。

 

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 横道に入り込めばごらんのとおり、アメリカ国旗が掲揚され、ベンチなどもあり。真ん中やや上、ラジカセみたいな銀色のものが見えます。コレ、シャボン玉製造機。アイスクリームとか買って日陰のベンチに座り、シャボン玉シャワーなど浴びながら、至福のひと時を過ごせそうです。

 

 オーチャードハウス

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 「若草物語」の作者、ルイザ・メイ・オルコットが26才から45才まで暮らした家。「若草物語」の執筆も、この家。「オーチャード」とは果樹園の意味。オルコット家がここに居を定めた当時、15,000坪の果樹園に囲まれ、1年に36樽ものりんごがとれたのだとか。コンコードの超有名スポット。ここはさすがに訪れる人はひっきりなし…。

 

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 ルイザがベストセラーを出すまではオルコット家は貧しかった(お父さんは理想主義に燃えた幼児教育家だったが、時代を先取りしすぎ、名士ではあったが生活は苦しかった)とは聞かされていたものの、日本人の感覚から言わせますと、家はやはり、大きい。

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若草物語の4姉妹は、オルコット家の4姉妹がモデル。

長女アンナ(メグ)は演劇が好きで、劇団に入り、知り合った劇団員と結婚し、2子をもうけるものの夫は死に、オルコット家に戻ってきます。

次女ルイザ(ジョー)は筆で身を立て、生涯独身でした。南北戦争時は従軍看護師として戦場に赴く行動派であり、女性の権利を主張するフェミニストでもありました。

三女エリザベス(ベス)は猩紅熱のため、22才で亡くなっています。

四女メイ(エイミー)は姉ルイザの作家としての成功によりパリに留学し、ロンドンの実業家と結婚し、1子をもうけるものの、産後の肥立ちが思わしくなく、「(生まれた子供は)ルイザに育ててほしい」と言い残し、39才の若さで亡くなります。

 

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 中に入ると、若草物語関連グッズのお店。

 

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 「Hope and keep busy」はルイザのお母さんの座右の銘。

日々に希望を持ち、自分のすべきことをきちんとこなして忙しく。

 

グッズは若草物語の本(英語でもオリジナル版、英語初心者用の簡単英語版がある)、各国語版(「若草物語」は40か国語に訳されているのだとか)、各種ノベルティグッズ。前にお見せしたウォールデンポンドの紅葉の写真も、このショップで撮りました。

 

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ピアスやペンダントもある。掲示板には、各種チラシが貼ってある。それよりも、見ていただきたいのは、この家の内部。材木がむき出しです。 

 

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唯一、

 

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ルイザが住んでいた当時の家の一部が、ガラス張りで残されています。光ってしまい、わかりにくくてすみません。

…材木、薄い。…こう言ってはいけないのでしょうが、チャチい。。。けなしているのではなく、冬は極寒、風が吹きすさび、雪も30cmくらい積もることもある、とのマサチューセッツ。この薄い材木で作られた家で、一家が、家族が、暮らしていたのですね。寒かっただろうなあ…。吹雪の夜など、心細かっただろうなあ…。 

 

 

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オーチャードハウスの隣、10mほど。ルイザの父の哲学学校。志は伝えられ、今も各種会合などで使われています。

 

※私は参加できませんでしたが、ルイザが「若草物語」を執筆した部屋を含むオーチャードハウス内のツアーがあります。先着順、事前予約不可。台所、食堂、居間、書斎、ルイザの部屋、メイの部屋、両親の部屋、子供部屋、メイのアトリエ。

 

売店で買ったのは

 

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 日本語のガイドブックがあった。6ドル台。

行く場所行く場所、日本語の案内があるのは、本当にありがたい。全然関係ないのですが、これも日本の国力のおかげです。明治維新以来の日本人の諸先祖さまがたにはしみじみつくづく、頭が下がります。おかげ様で、今こうして、おんなおひとり様で日本から10,000km離れた憧れの場所に旅立ち、立つことができているのは、まぎれもなく、日本の国に生まれたから。

 

先ほどのコンコードの町中に戻り、お昼ご飯。

 

ランチ

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あっさりでいいか…と地元の人が普段に通うお店に連れて行ってもらった。ボロネーゼ、ギリシャ風サラダ(オリーブ油・オリーブの身、塩コショウ)、ミートボール。

 

ガイドさまには、今回の旅行にあたり、言葉に尽くせぬほどお世話になり、ここは出さなければ、と焦ってカードを出した。2人分でお勘定は25~26ドルくらい。ささやかすぎて恐縮です。安いんですが…多いですよね。しかし旅行中、生野菜には出会えそうで出会えないもの。気を取り直し、完食。(中ぶりのボウルくらいの大きさ)。パスタは無理でした。ミートボールはガイドさんと分けっこ。普通においしかったです。食べきれない分は、ガイドさんが店の人に頼んでくださり、パック(ドギーバック(犬のエサ)と呼ばれている)詰めにしてお持ち帰り。

ガイドさんに教えていただき、メニューを見直すと、「3人前」「4人前」らしき文字が。初めからテイクアウトにして家に持ち帰ることもできる。アメリカの地元の人の通うレストランでは、これが普通なのだとか。

 

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お店の窓から見えたコンコードの目抜き通り。

 

レキシントン

 

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コンコードの隣町。ここも前にレキシントンーコンコードの戦いに名前があがったとおり、由緒正しい植民地時代からの歴史を持つ町。

そしてケンブリッジ大学の人でこちら、レキシントンに住んでいる人がとても多くて、「ノーベル賞受賞者がお隣さん」なんてこともあるらしい。つまり超高級住宅街で、道ゆく人は、観光客以外は皆セレブ。もっとも、普通にTシャツ短パンで歩いている人も多く(土曜日でした)SPに囲まれていたりとか、いかめしくあたりを払う一見みただけで怖くて近寄れない…は全然なく、皆さまリラックスして自宅近くで過ごす休日を楽しんでいらっしゃるご様子でした。

 

ここにも農民兵、ミニッツマンの銅像が立っています。

 

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バックマン・タバーン

ミニッツマンの像のすぐ前にあります。

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 「タバーン」とは「居酒屋」の意味。アメリカの史跡には「イン」だの「タバーン」だのと人々が集まるところが多い。(今でいう「道の駅」みたいなもの?) 

 

中でもこのバックマン・タバーンは別格で、独立戦争当時、独立軍の本部が置かれた。今の建物は復元されたもので、中は資料館になっています。

 

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 バックマン・タバーンの隣の広場では青空市が開かれていました。雑貨や、自分で作った小物を売っている人が多く、多分世界の頭脳のシニア世代のご夫婦が仲睦まじくカジュアルな服装で楽し気にそぞろ歩いていたりして。いいなあ、こういうのって。

 

ウィルソンファーム

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ウィルソン・ファームは郊外型の巨大スーパーマーケット、がわかりやすいでしょうか。名前のとおり、広大な自前の農場を持っており、丹精こめて作った農作物や加工物を自前のお店で売るのです。駐車場も広大。近郊にお住まいの方々が、ここで一週間の食料を買いだめるのです。

 

季節柄、お店はハロウィン一色。

 

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野菜売り場に移動すれば

 

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この色とりどりのピーマン、大きさ、15cmくらいある。

 

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自社農場の野菜を使って作る料理のレシピなどもありました。モノクロ、字だけなんですね。(近所のスーパーからいつも日本版を持って帰って作っている人)

 

おかずとかスープとかも、容積、軽く1Lくらいのスープが5~6ドル、なんて調子で売っていて、買って帰って温めてよそえばそのまま今晩のメインディッシュになりそうなものも多い。もちろん肉類も充実。

 

売り場を移動し、ハロウィンの飾りや

 

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 色とりどりのリース。

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ガーデニングコーナーに足を伸ばせば

 

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再び巨大なカボチャたち。 

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トウモロコシ もあった。

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 熟するとこんな感じに色づくのですね。(いつもは黄色いのを食べるだけ)

 

 で、お土産に買ったのは

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マサチューセッツ名物クランベリージャム。クランベリーは、コケモモですね。暗赤色で、生のままではすっぱすぎるので、ジャムにしたりソースにしたり。ポリフェノール豊富で抗酸化作用がある、泌尿器科系のお悩みの民間薬、ビタミンC補給できるなどなど、内側からの女子力アップにお役立ち。ジャム、重いんだよな…。でも買っちゃお!1瓶3ドルちょっと。勇気をふるってお会計をすませた私に、ガイドさんから「ココだと3ドルだけど、町場の土産物屋なら8ドル取る!」と励まし!?のエールが。

 

 

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「ネイティブアメリカン3シスターズガーデン」。6ドルちょっと。アメリカに自生している花の種の詰め合わせセット。母がガーデニグ好きなので。ボストンは旭川とほぼ同じ緯度だとのこと。湿気は多いし、土の違うはるか東のお庭の片隅に、花は、咲くのかしら…。

 

 

まとめ

私にとって海外旅行はほそぼそ貯金し、頭を下げて有給休暇をとり、ガイドブックを買い込み検索に検索を重ね、1分1秒無駄にできない!…となると行きつく先はどうしてもテレビや雑誌で見た大きな町や、世界に2つとない絶景とか世界遺産になってしまう。しかしこの日のミニトリップは違いました。地域に生きる人たちが大都会とはまるで違うペースをで身近に感じられます。そして行くところ行くところ、人々が大事に守り伝えていることがありありと肌で感じられるスポットばかり。ゆったり流れる時間とおいしい初秋の空気。ツアーをご提案くださいましたボストン観光の瀧波雅彦さまに心より感謝申し上げます。

 

www.bostonkanko.com

Tおばさんの家 (アメリカ ボストン おすすめ日本人経営の宿)

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ボストン滞在中にお世話になった民宿、「Tおばさんの家」のご紹介です。「Tおばさん」の「T」はオーナーの日本人女性のイニシャル。

おすすめポイント

便利・快適なロケーション
  • 住所は10 Dummer St, Brookline, MA 02446。ボストン市のお隣ブルックライン町ダマー通り10番地。繁華街の真ん中ではなく、閑静な住宅街にあります。もともとは個人のお宅だったのをB&Bに改装した。
  • 最寄駅はボストンの地下鉄グリーンラインのBoston University West(ボストン大学西駅)から徒歩2~3分。地下鉄でダウンタウンまで15分。ボストンレッドソックスの本拠地、フェンウェイ球場まで徒歩10分。タクシー代はボストン美術館から10ドルくらい。Boston South Station(ボストン南駅)まで20ドルくらい。ボストン・ローガン空港まで40ドルくらい(チップ抜き)。
  • 治安がいい。オーナー様に「女が夜とかに一人歩きして大丈夫ですか?」と聞いてみましたところ「この辺は、安全です。でも外国ですから、お気をつけください。」とのことでした。
  • 近くにコンビニ・スターバックス・メキシコ料理店あり。
日本語が通じる
  • 旅の空、知らない町で小さなことでもオーナー様に気兼ねなく質問することができ、不測の事態にも言葉がわかる人がいてくださるのはありがたすぎる。
  • 共有スペースでは日本語のテレビが流れ、アメリカでニュースも朝ドラも視聴可能。宿泊客が置いていった地図ガイドブック文庫本のコーナーもありました。
  • 宿泊客も(私が泊まった時は)全員日本人。
良心的な価格
  • 私が泊まったのは朝食・バストイレ付きで139ドル。3泊したのでお支払いしたのは前払いできっちり417ドル。(支払方法は現金とパーソナルチェック、トラベラーズチェックのみ)スイートだと1泊170ドル、お風呂共用なら1泊129ドルと90ドル。2人めからは半額。
  • つまり10,000円台で泊まれる。2人目なら4ケタで泊まれる。
  • 外国人だと足元を見られ、エクスペディアでもホテルコムでも高級ホテルに誘導されてしまうのではないかとつい思ってしまう私って、疑り深いのでしょうか。ボストンのホテルの相場は、最低200ドル前後からなので、助かります。ありがとうございます。
  • Wi-Fi1日3ドル。前払い後、パスワードを教えてもらえば、その場でインターネット接続可能。

 

表札

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客室

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オーナー様に案内され、お部屋の鍵を開けた途端、おひとり様なのですが…。こんな大きな部屋で、いいのでしょうか。と思わず目を疑ってしまった。

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ベッドは、シーツをめくってから、あ、写真まだだった、と戻して撮ったので、もちろん左のベットメイキングが正しい!?のです。シングルのお部屋で十分だったのに。でもウレシイ^^

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左側の扉がバストイレ、右側の扉がクローゼット、銀色のは冷蔵庫。中にはミネラルウォーター。1本50セントでチェックアウト時に自己申告でお支払いします。

クローゼットのハンガーの数も十分だったし、中にはランドリーボックス(洗濯ネットの大型で組み立てれば立つ)が入っていたので、お風呂で洗濯物を洗って干せる。

ちなみにコインランドリーあり。洗濯1.5ドル。乾燥1.5ドル。もっとも、少量なら、洗濯機はいらないのですが。

 

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洗面所とトイレ。洗面台に洗面道具とコスメ・メイク道具一式、置けました。

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お風呂。(白いタオルは私が置きっぱなしにしてました;;)

タオル付き。歯磨き歯ブラシはなし。パジャマも持参要。

 どこにも文句のつけようがない…。広いし、キレイだし、おしゃれだし…。もっとも、オーナー様からは、「日本に比べるとボストンの水道の水圧は弱いです。トイレが詰まったら呼んでください。」との説明を受けました。

 部屋の鍵と家の鍵を受け取り、宿を出る時入る時、特に挨拶もいらない。(オーナー様は2階にお住まい)

 

朝食と2階食堂

旅の大きすぎるお楽しみ。朝食は朝7時から。

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食堂は2階。明るく開放感あふれるつくり。

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日本のニュースが流れ、全米のお天気を日本語でチェックできます。

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1日め。

オープンサンド、スイカ(種がほとんどない。アメリカのスイカは日本のスイカと種類が違うのでしょうか。味は同じでした)、コーヒー。(コーヒーはセルフサービス)見えないのですがオープンサンドの下はワッフルメーカーで焼いたパンケーキで、メープルシロップがかかってます。

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2日め。カレーとお味噌汁です。朝食なのでカレーは辛すぎずマイルドなお味。お味噌汁も程よく薄味。

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3日め。チキンステーキ、ワッフルメーカーのパンケーキ。デザートのスイカ。

3日とも大満足!食事を出すとオーナー様は自分の椅子に座るので、宿泊客は今日の予定を伝えたりお願いごとをしたりおしゃべりしたり。

 

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食堂から見えたお隣のお宅。

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オーナー様の猫。「猫アレルギーの方はお気をつけください」のお宿です。

 

共用の台所と1階の食堂

共用の台所と食堂があり、調理道具の備え付けあり。自分で材料を買ってきて料理できる。冷蔵庫も完備されているので、名前を書いて入れておける。

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夜、ここにお湯をもらいに行ったところ、2日めの晩は、ボストンレッドソックスの野球の試合を見に来たお客さんがいて、もう一人の男性とビールとおつまみ片手に「いや~、本場の野球は違うよ~」とゴキゲンで語りあっており、3人目の男性は難しそうな英語の本を開き、パソコンひろげてお勉強中。

3日めの晩はガーリックの香りとフライパンの音が響き、男性が料理の真っ最中。女性の3~4人連れが近所のコンビニで買ってきたらしいカップラーメンとかサントイッチとかを食べながらおしゃべりしていました。

お勉強、お料理、ということは。長期滞在のお客さんもいらっしゃる。朝、8時過ぎには外に出て、せっせと写真を撮っていたのですが、これから大学に向かうらしい、パソコンひろげてお勉強していた多分若き研究者の方が「撮りましょう」と玄関前でシャッター切ってくださいました。この場を借りて、ありがとうございました!

 

宿の近所の豪邸写真

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ものすごい豪邸ばかりなのです。リスがかわいかったので、思わず追いかけて写真撮ってしまった。

 

その他注意事項

  • 全11室(スイート1バストイレ付4、お風呂共用6)のお宿なので予約はお早めに。
  • 口コミとか見てみると「壁が薄くて隣の部屋の音が聞こえる」とのことだったので、覚悟して行った。確かに、隣の部屋のシャワーの音はけっこう響いてきました。隣で赤ちゃんが夜泣きでもしたら、聞こえてきそうな気配ではあります。をこころえ、自分のシャワータイムは常識の範囲内の時間で。ちなみに室内はテレビなし。デジタル時計にラジオ付き。
  • オーナー様お一人で切り回している宿なので(通いでお手伝いの男性はお一人)。宿泊客からの伝達事項は朝、忘れず伝えた方が間違いありません。

まとめ

 オールマイティにおすすめできるお宿です。ボストンにお出かけの時にはぜひ。

最後に、この場を借りまして、オーナー様、大変お世話になりました。噂にたがわぬ素敵なお宿でした。どうもありがとうございました!

 

Tおばさんの家
住所: 10 Dummer St, Brookline, MA 02446
TEL: +1-(617)-734-8714
FAX: +1-(617)-731-5201
E-MAIL: info@tbbboston.com

ボストン市内観光。必見の観光名所とかおすすめの美味しいお店とか。

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 ボストンってどんなトコ?観光名所、見どころ・ウリは?

 

まだまだあるのですが、写真など見ながら、追い追い続きを書いていきます。

 

ボストンの街並み

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クラシックかつ重厚な街並み。この街並みを守るため、当然規制はあり、景観を壊すような建物の建築はご法度。

 

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バックベイのオシャレな通りに入ります。

 

 

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 レンガ造り。

 

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 中心街、街並みのゆかしい通りでは、レトロなガス灯が使われています。

ガス灯は消すことができず、24時間ともしつづけなければならない。

もったいないといえばもったいないけど古き良き伝統を守り続けなければいけないのでしょう。

 

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中心街を抜け、ボストンのシンボル、観光ポスターにも絵葉書にも必ず掲載されるというビーコンヒルの丘へ。

 

ビーコンヒルの丘

エーコン通り 

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エーコン通り。往時のボストンの面影をそのまま残す通りとして世界的に有名です。私道なので本来通ってはいけない。車は乗り入れ禁止。真ん中の丸い石を使った石畳はもともとは馬車道で、真ん中がやや盛り上がり、端はやや低い。

団体でうるさくしてはご迷惑なのでしょうけど、ひっそり少人数で通り過ぎるぶんにはとがめだてする人はいません。

 

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玄関周り、どのお宅も綺麗にしていらっしゃいます。それはそうでしょう。世界中の人が訪れるのだもの。

 

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ルイスバーグスクエア

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ビーコンヒルの中でも最も格式の高い一角。つまり超高級住宅街。どこのお宅も時価数億円は下らないのだとか。ここに住めるのはセレブのしるし。この一角は豪邸が立ち並び、真ん中は中庭となっています。

 

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初めにお目にかけるのは「若草物語」の作者、ルイザ・メイ・オルコットが晩年に住んでいた家。(「お金ができたからでしょう」とはガイドさんのお話。)

 

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お次は医療ミステリーの草分け、創始者でもあり、不動の第一人者であるロビン・クック博士がたぶん現在もお住まいと言われているお屋敷。

 

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 ケリー国務長官が現在もお住まいとのお屋敷ですが…。万が一のことがあっては大変。

本当に住んでいるのかどうかは、…つきつめない方がいいのかも。爆弾なんかしかけられては大変…。

 

 

町を抜け 

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橋を渡り、お隣ケンブリッジ市に入ります。

世界の頭脳、明日を担う世界の天才・秀才が集まる場所ですね。

 

 チャールズリバー

ボストン市とお隣ケンブリッジ市(ハーバード大学のある所)の間を流れるのがvハールズ側。ボストンは学生の街でもあります。60以上の大学があり、ボストン市の人口は60万人あまりですが、大学生の数は入らない。その数、総数5万人とも6万人とも。学生さんが夏場はカヌーの練習などしているのだそうで、もちろん余裕のある方々所有のヨットハーバーなどもあり、川辺は遊歩道なども完備され、市民の憩いの場でもあります。

 

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 川辺の風景。

 

MIT(マサチューセッツ工科大学)とスタタ・センター

川沿いすぐにはMIT(マサチューセッツ工科大学)。このあとハーバード大学にも連れて行っていただきました。ハーバードは文系の大学、MITは理系の大学。知らなかった。

ボストンの街並みは古式ゆかしく典雅なのですが、川を渡れば今風のビルディングが並びます。しょっちゅう新しい建物が建つのだそうで、景色はがらっと変わる。

 

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 窓のない白と黄色の建物は「スタタ・センター」。MITが脳内科学!?を研究している施設だそうで。「頭の中を研究するような人たちだから窓はいらないのではないか。」とはガイドさんのお話。

 

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次に目指すは

 

ハーバード大学 

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創立1636年。アメリカ最古の大学であり現在もアメリカと世界の最高峰であり続ける。もちろん研究者の方々や学生さんたちが実際に勉学に励むところではありませんが、歴史的な価値のある場所や使わない時はのパブリックスペース(卒業式に使う広場とか教会とか)など、一般公開されています。観光客の数がすごい!現役の学生さんが構内ガイドを務めており、日本語も、中国語も聞こえてきました。

 

ジョン・ハーバード像

 

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左のつま先に触ると頭が良くなるとの言い伝えあり。(ああ、効きますように…)ジョン・ハーバード像には「ハーバード創設者」と刻まれているが実は功績はあったが創設者ではない。刻まているのは「1638」だが創設年は1636年、ハーバードの顔は銅像制作当時の現役ハーバード大生のイケメンの顔になってる。コレ、「ハーバード像の3つのウソ」。

 

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構内をそぞろ歩きましたが、中国からの寄付で、亀(実は亀ではく竜の子)が石碑をしょっていたりする。「ハーバートが世界に開かれていることを示すためにこの像を送る」とのことです。

 

息子をタイタニック号の沈没で亡くした母親の寄進による「ワイドナー記念図書館」も壮大でした。どうか子どものことを忘れないで。その名を見える形で残したい…。何不自由ない上流の貴婦人の悲しみと祈りが、大きさゆえに切なく伝わってくるのです。

 

ハーバード生協

 

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かわいかったので子供服売り場の写真になってしまいましたが、一般人・観光客も買い物OK。品物は「HARVARD」のロゴ入りの品物が所せましと並び、お土産用の小物もお菓子も種類が多い。そして学生さんが使う書籍、文房具、生活雑貨のコーナーもあり、ここはガイドさんなしの自由時間だったのですが、1時間たらず。見て回るだけで精一杯だった。

 

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ジョン・F・ケネディの生家

 

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ケネディが暗殺された後、母のローズ・ケネディが一度は手放したこの家が売りに出ていることを知り、買い戻し、記念館として一般公開しており、現在は国の史跡。JFKは1917年生まれ。1910~20年代にかけてのボストンの上流階級のお宅拝見!

 

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訪れた際はボランティアの館内ガイドさんがいらっしゃり、説明を聞きながら館内を回ります。

 

しかし、この家、小さいんですよ。そしてこれがアメリカの家!?とびっくりするほど天井が低く、室内はいささか暗い。この家が建てられた当時は、ケネディ家が買うくらいだから当時の最先端の豪邸だったのでしょうし、今は瀟洒な家が立ち並ぶ静かな住宅街ながら、JFK元大統領が住んでいた頃の写真も見せていただいたのですが、ちいちゃなJFKと、周りは一面の空き地。ケネディはこの家で生まれ(産婆さんが取り上げたのですね)3才までをここで過ごしました。

 

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リビング。

 

 

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JFKが産声をあげたベッドルーム。

 

 

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 洗面所。

 

 

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 子ども部屋。

 

 

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 ローズ・ケネディ自筆の、幼いJFKの健康状態をメモしたカード。

 

 

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 ローズ・ケネディまたはケネディ夫妻の寝室だったと思う。(女性もののドレッサーがあるし)

 

 

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ダイニングと食器棚。洗練されていることは認めるとしても、案外狭いんだなあ、質素だ…が率直な感想だったりします。

 

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 子ども用の食卓。

 

 

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キッチン。この家でジョン、ローズマリー、カレンが生まれた。JFKは二男(長男は第二次世界大戦で戦死)。つまり4人の小さな子どもがこの家にひしめいて!?いたことになります。メイドさんとかいたとしても、こんな小さな台所で間に合ったのだろうか…。

 

 JFKの生家は入場無料。しかしコースの最後は館内ショップ。日本で言えば2~3畳くらいのスペースに各種グッズが並び、何か買わなきゃ悪いかな、とコレ買いました。

 

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 ケネディの暗殺を伝える「ダラス・モーニング・ニュース」。1部4ドルちょっと。

 

 

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またも町を横切り、次は

 

マサチューセッツ州議事堂

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を通り過ぎる。イスラム建築でもないのにドームがあり、おまけに金色に塗られている。ガイドさんは日本人会の関係で、ボストンの日本領事館が主催するマサチューセッツ州議事堂貸切レセプション!?に出席したことがあるそうで、「(建物の内部は)立派ですよ~。」とのお話。さもありなん…。

 

 

そして、待ちに待った瞬間が!

そう、ボストンと言えばシーフード!!!

 

クインシーマーケット 

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クインシーマーケットはボストン市内にあるフードコート。

お昼はガイドさん抜きの自由行動で、目指すはもちろん、ボストンに来たからには食べずに帰れるか!名物クラムチャウダー・ロブスター・オイスター

「チェリーストーンという、日本でいうはまぐりみたいな貝もおすすめです。」

「ロブスターは殻つきで出てくるから、ロブスターロール(ホットドックみたいなものでソーセージのかわりにロブスターの身がはさんである)をオーダーすれば殻むきの手間が省けます」

と教えていただき、マーケット内のガイドさん一押しのお店

「BOSTON AND MAIN FISH CO」

の位置図を手渡され、車を降りて一気に目指す!

 

マーケット内はかなりの混雑で、目指すBOSTON AND MAIN FISH COはカウンター式になっている。10人座れるか座れないか。当然満席。しかし回転は速いとも教えていただいていたので、「食べたい」オーラを全開にして店員さんに声をかけてもらうのを待ち、ようやく席に着き、

 

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続いて

 

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一見して私、こんなに食べられるのかしら。と思ったのですが。クラムチャウダー以外は可食部はそう多くない。チェリーストーンはかなり塩辛かった。でも、美味しかったです。ロブスターもオイスターも癖がなく、マイルドなお味で、私にとっては濃厚なアメリカ料理の味付けとは真逆のおいしさ。クラムチャウダーも、さすが本場!貝のうまみのきいたチャウダーはこれまたマイルドで絶品!

 

カウンターには、ボストンはレッドソックスの本拠地だというのに、恐れも知らずニューヨークヤンキースのTシャツを着たおじさまがいらっしゃり(敵地に乗り込みヤンキースの勝利を祈りつつ観戦するのですね)言葉はわからないのですが「お前、ヤンキースのファンか!?よく来た、ともに応援しようではないか」と見ず知らずの同胞と盛り上がっており、熱くヤンキース礼賛が繰り広げられている雰囲気。マーケット内の喧騒とあいまって気分は否が応にもハイテンション!

 

お勘定はロブスターが26ドル台、クラムチャウダーがSサイズで5ドル台。オイスターとチェリーストーンが3つでどちらも6ドル台。税込み40何ドルだかのレシートが出たのですが、店員さんがレシートをしきりに指さす。見れば赤スタンプが「10%ナントカカントカ(←英語)15%ナントカカントカ(←同じく英語)」とあり、むむ、ここはチップを払うのが常識なのね、と50ドル札のおつりを返すと険しかった店員さんのお顔は「サンキュー!!」と破顔一笑^^

 

まだアイスクリームくらい入りそうだ、とマーケット内をそぞろ歩きますが、どのお店も結構な行列。残り時間はそう多くない…。

 

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続いて天下のボストン美術館に向かうのです。

 

 

 

JL0008便 東京(成田)~ボストン プレミアムエコノミー席!(プラス3万円)

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お久しぶりの海外旅行、行きは日本航空の成田ーボストン便です。

18:10分成田空港発、同日18:00アメリカ ボストン ローガン空港着。

(時差は-13時間、飛行時間は12時間50分)

 

プレミアムエコノミークラス空港当日アップグレード

成田の空港カウンターて搭乗手続きをお願いしたところ、

「プラス3万円でプレミアムエコノミー席にご案内できます」と

お声かけをいただきました。

 

※当日、プレミアムエコノミーに空席がある場合、追加料金を払えばアップグレードで    きるのです。近距離便(アジア方面)は1万円、長距離便(アメリカ)は3万円)

 

こんな機会でもないとプレミアムエコノミー体験はできないのであろう。と渡りに船、「ぜひお願いします!」と答え、

 

窓口の方はいったんチケットを取り消し、

「別の窓口でお支払いをお願いします。そちらで航空券が出ます。」

 

あんまり時間がなかったんですよ~。と焦って走って手続き完了。

 

※プラスさらに5,000円で、ラウンジを使わせていただけるそうです。入ってみたかったものの、時間なかったし、免税店でのお買い物も楽しみにしていたので、今回はパス。

 

で、機上の人に。

 

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 エコノミー席とプレミアムエコノミー席の違いとは

  • 座席がゆったりしている(シートの間隔はエコノミー97cm、プレミアムエコノミー107cm、その差10cm) 。
  • 座席を後ろに倒すのにも、エコノミー席より気を使わなくていい。
  • エコノミーは3・4・3列の配置で、プレミアムエコノミーは2・3・2列 なので、横のゆったり感も一目瞭然。
  • シートの素材等、見た目にも高級感あり。毛布もエコノミーよりフカフカ
  • スマホ置き、ペットボトルホルダー、USBポートや電源など、座席周りが充実。
  • 搭乗時足が楽なよう、足をあげる台(フットレスト)がついており、高さ調整可能。
  • 同じく脚をあげる台(レッグレスト)がついている。こちらも高さ調整可能。
  • モニターがタッチパネルになっており、マップなど、指でピッピすれば拡大できる。
  • テーブルが大型。
  • メニューを紙ベースで頂戴できる。
  • 食事、機内販売等、エコノミー席よりプレミアムエコノミー優先。
  • 選べる飲み物の種類がエコノミー席より多い(+アルコール類)
  • 窓の明るさが自動調節(明るくしたいときにはボタン操作で窓の外の写真が撮れます)
  • キャビンアテンダントさんのサービスも席がワンランク上なのだから、分け隔てはしないとの建前ながらも、気持ち、違うのであろう…。

 

で、もらってきたメニューは、こちら。

 

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エコノミー席とプレミアムエコノミー席、どちらを選ぶべき?

帰りはニューヨークからのエコノミー席でした。正直、中肉中背の日本人女性の私にはエコノミー席でも十分。狭すぎるとか、耐えられないとかは全然なかった。

(たかだか12~13時間のフライトですし。どうせ乗ったらすぐ眠ってしまうんだ…)

 

しかしどちらが快適かと聞かれれば、それはプレミアムエコノミーに決まっています。

 

はじめからプレミアムエコノミーやビジネスクラスを指定するには度胸が足りない私ですが、ちょっと贅沢してみました。良い体験でした。

 

 

隣の席はアングロサクソン系の男性でした。

大きい!胴体太い!丸太みたい。

腕太い!大根みたい。

腕の毛の色が薄く、それがまた剛毛でフサフサ…。たわしみたい。

 

言葉はぜんぜん通じなかったのですが、でも、優しいのです。

わたしがフットレストを上げられず、おろおろしていると身振り手振りで動かし方を教えてくださいました。

着陸前、私が窓からの写真を撮ろうとし、窓暗いなあ。ふと遠くの窓に視線をやると、そっちは明るい。どうするんだろう…。と窓にかじりついていると、またまた身振り手振りで、ボタンを使えば明るくなるんですよ、と教えてくださいました。

 

唯一、成功した座席の写真。

 

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機内食

その1。

 

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フードスタイリスト飯島奈美さん監修メニュー。

パン、味噌汁、ポークシチュー、キャベツの生姜醤油和え、ニース風ポテトサラダ、チョップドサラダドレッシング添え、特製フルーツポンチ。

 

食べ終わった後でさらにハーゲンダッツのアイスクリームが出ます。

 

おやつに

月でひろった卵&月まる」(お菓子)

(画像なしですみません)

 

 その2。

 

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AIR吉野家(牛丼、だし醤油入り玉子、紅しょうが、唐辛子)、オニオンコールスロー、杏仁豆腐とマンゴープリン

 

そろそろボストン着

9月のボストンは、到着時刻18:00時からまりは十分明るい。暗くなるのは19時過ぎ。

「ボストンはそろそろ秋です。気温の変化にお気をつけの上、お出かけくださいませ。」との機内アナウンスが流れます。

 

旅はいつも、胸躍るものですね。

 

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